キャラメルポップコーン探究

食べたキャラメルポップコーンの記録です。

ギャレットポップコーン キャラメルクリスプ

 

はじめに

 自分は映画館のキャラメルポップコーン(以下、「ポップコーン」とのみ表記する場合でも、キャラメルポップコーンを指す)が非常に好きで、映画ではなく半ばポップコーンを目的として映画館に赴くことがしばしばあった。が、自分が好きなのはあくまでも「映画館で食べる」ポップコーンであり、市販のポップコーンにはあまり意味がないと思っていた。

 しかし、先日、友人からどの粒にもキャラメルがまんべんなくかかったポップコーンをもらい、それを食べて衝撃を受けた。これは美味しい、と。

 キャラメルポップコーンのある映画館は数が搾れ、大体味もそこまで変わらないが、市販のキャラメルポップコーンはそれこそ無限にあり、さらにそれぞれ味や特徴が異なっている。そのため、どのポップコーンを食べたのかを記録しレビューするためにこのブログを始めることとした次第である。

 ちなみに、自分のお気に入りの映画館は109シネマズである。ここのポップコーンはカリカリで温かく、何十回と通ったが「しけた」ポップコーンに当たったのは一度だけであった。

 

 

「キャラメルクリスプ」レビュー

※当ブログのレビューは、映画館で提供されるような「いわゆる」キャラメルポップコーンを基準とし、比較する。

 

サイズ

 ギャレットのポップコーン(キャラメル以外の味も含む)には、紙袋に入ったものと、缶に入ったものの二種類がある。中身は同じなので味は変わらない。ただ賞味期限が異なり、紙袋は購入日中、缶は10日ほどである。

紙袋とはいっても、中にコーティングがしてあるため、すぐに湿気てしまうことはなさそうであるが(筆者の確認した限りでは、夏でも3日程度は持つようだ)、ポップコーンのおいしさを逃さないためにもなるべく早く食べるべきである。これは缶タイプも同じである。

 

 

画像1 ギャレットキャラメルクリスプ/紙袋Mサイズ

 上の画像が紙袋のMサイズ。重さは測っていないが、おそらく150グラム前後であると思われる。

 

画像2 ギャレットキャラメルクリスプ/1ガロン缶

画像3 ギャレットキャラメルクリスプ/1ガロン缶中身のみ

 画像2は1ガロン缶のふたを含めた缶ごとの重さ、画像3は1ガロン缶の中身のみの重さである。

 

味 

  商品説明に「カリカリとした食感とキャラメルの深いコクとほろ苦さが特徴*1」とある通り、口に入れてまず感じるのが、

味濃!!!!!!!!

である。

 非常に濃厚なキャラメルの味で、この時点で一般に言われる「キャラメルポップコーン」を凌駕している。また、「キャラメル」とはいっても、映画館やテーマパークなどの「キャラメル味」とは異なり、塩(おそらく塩だと思うが、もしかすると違うのかもしれない)のしょっぱさ、キャラメルの焦げついた苦さを一気に感じ取ることができる。

 スイカに塩をかけたりぜんざいに塩を入れたりして「塩が甘みを引き立てる」とか言い始める奇妙な人間がこの世の中にはある程度存在するようであるが、このギャレットのポップコーンに関しては、しょっぱさと苦さが甘みをうまく引き立てており、その言説にも頷かざるを得ない(しかし、スイカやぜんざいに塩を入れるのには反対である)。かといって甘みを突出して感じるかと言うとそうでもなく、その絶妙なバランスは、さながら民主主義が上手に機能している状態の三権分立である。さすがとしか言いようがない。

 だが一方、「一般的な」キャラメルポップコーンを食べたいときに買うと、想像以上に甘くなくて驚くかもしれない。他のポップコーンではなかなか感じないしょっぱさと苦みがある分、「甘み」単体のインパクトは弱くなっている。そのため、「映画館のポップコーンの味濃いところばっかり食べた~い」という気分のときにはあまりお勧めできない。

(しかし、たとえ「思ってた味と違う~(泣)」となったとしても、いつの間にか「キャラメルクリスプ食べたい……」と気付かぬうちに中毒のようになっているであろう。)

 

 以上のように、「濃厚でほろ苦な塩キャラメル味のポップコーン」を舌が求めているときにはギャレットのキャラメルクリスプ一択である。

 

 食感も、先述の通り適切に管理すれば、湿らせることなくカリカリの状態を維持できる。(袋から取り出して数時間放置しているとさすがに湿ってしまうようだが、キャラメルのコーティングが分厚すぎてあまり湿った感がないのがすごい)

 

 ギャレットには他にもカシューキャラメルクリスプ、アーモンドキャラメルクリスプといった味もあるようなので、今後食べてみたい。

 

結論

ギャレットのキャラメルクリスプは、非常に濃厚な味で、甘みだけではなく、キャラメル特有の苦さとそれにかかる塩のしょっぱさをよく感じられるポップコーンである。